名探偵コナン・最終回スペシャル3「解き明かされた謎」(3話構成)

 

江戸川コナン18歳

工藤新一・28歳

灰原 哀18歳

吉田歩美18歳

円谷光彦18歳

小嶋元太18歳

毛利蘭28歳

鈴木園子28歳

阿笠博士64歳

工藤優作(年齢不明)

工藤有希子(年齢不明)

毛利小五郎(年齢不明)

妃 英理(年齢不明)

 

 

○ 蘭の自室

蘭「あ、コナン君からメール…」

コナン『蘭姉ちゃんへ 夏休みももうすぐ終わるよ。早いよね…
 この間旅行から帰ってきたような気がしてならないのに。
 もう課題は終わらせたけど、このまま夏休みを終えるのはちょっと
 淋しいなあ。ねえ、蘭姉ちゃんさえ良ければ夏休みが終わる前に
 どこかに遊びに行きたいんだけど…ダメかな?
 よかったら考えておいてね。コナン』

蘭「コナン君と…そうね、どこに行こう」

小五郎「蘭。おい、蘭!」

蘭「お父さん、どうしたの?」

小五郎「浮気調査の依頼人から調査料とは別の謝礼が届いたんだが…
 その日は別の仕事が入っててな。おまえ行ってこい」

蘭「謝礼って、何に招待されてるの?」

小五郎「今、堤無津港に停泊してる小型の豪華客船で行われる
 立食パーティだ。模擬披露宴とかもあるらしいぞ。ああ、それから
 もちろん…パーティ参加者には衣装も貸し出されるそうだ」

蘭「へえ〜、楽しそう」

小五郎「友達とでも行け」

蘭「うん! 行く行く」

小五郎「ほらよ」

蘭「お父さん、ありがとう」

蘭M「ちょうどいいし、コナン君誘っちゃおうかなぁ」

 

OP(非常階段)

 

コナンM「蘭のために、何をすべきなのかを…俺はあの旅行が終わってから
 ずっと考えていた。そして、一つの答えにたどりついた…」

 

タイトルコール「解き明かされた謎」

 

○ アガサ邸・門前

灰原「蘭さん、いらっしゃい」

蘭「アイさん、おはよう」

灰原「コナン君、もう少しで来ると思います。さっきバタバタしてたから」

蘭「ふふっ、あ…コナン君出てきた」

コナン「蘭姉ちゃん、ゴメン! 遅れて」

蘭「いいわよ。そんなに待ってないもの」

灰原「じゃ、行ってらっしゃい」

 

○ 移動車中

コナン「そう言えば蘭姉ちゃん、いつ免許取ったの?」

蘭「コナン君が留学してる間にね」

コナン「ああ…そっか」

蘭「去年はコナン君いなかったからヒマだったし、お父さんの仕事
 本格的に手伝いたかったから…」

コナン「今年はいっぱい遊べるね」

蘭「うん、すごく楽しみよ。私ね、客船(きゃくせん)って好きなの。
 なんだかロマンティックじゃない?」

コナン「そうだね。ずいぶん昔にも映画のネタになったし」

蘭「それにね、今日は模擬(もぎ)結婚式や立食パーティも
 あるそうなの。私たちも参加出来るのよ。招待状があるから」

コナン「結婚式かあ…園子姉ちゃんのを思い出すね」

蘭「派手だったわよね〜、園子の結婚式」

コナン「京極さんがさ、一緒に食事した時言ってたけど…
 人生の中で最高に恥かしかったってさ」

蘭「ホント!? あはははは」

コナン「でも園子姉ちゃんがキレイだったから許せたって」

蘭「あの二人も相変わらず仲良いわよね」

コナン「そうだねー」

 

○ 停泊中の客船内

蘭「オリエンタルクイーン号かあ。素敵な名前」

コナン「何か豪華なホテルみたいな内装だね」

蘭「うん。でも大型じゃなくて小型の豪華客船だから歩き回るには
 ちょうど良い広さよね」

コナン「客室見に行ってみようよ。模擬披露宴まで時間ある?」

蘭「まだ十分あるわ。あ、でもパーティ用の衣装借りるから
 その時間を考慮しないとね」

コナン「ああ、そっか」

 

○ 一般客室・ツインルーム

蘭「ここがツインルームなのね」

コナン「やっぱり客船なだけあるよね…」

蘭「パンフレットに書いてたけど、停泊する時も客室は全部反対側だから
 海が見えるんだって。乗客の気分を覚まさないためにね」

コナン「ふうん…でも同じ景色で飽きないのかな」

蘭「でも、海ばっかりって言ってもいつも穏やかなわけじゃないでしょ?
 時にいろんな表情を見せるじゃない。だから飽きることなんてないわよ」

コナン「ははは。人も一緒だね」

蘭「…そうね。大好きな人ならずっとう見てても飽きないでしょうね。
 好きな風景と同じで」

コナン「……蘭姉ちゃん」

蘭「あ、そろそろ衣装借りに行こうよ。こういうのって多分早いもの勝ちだから
 良い衣装借りれなくなっちゃうかもしれないし」

コナン「うん。僕もサイズあわないのがないと困る」

蘭「じゃ、行きましょ」

 

○ パーティ会場

蘭「あ、コナン君。お待たせ」

コナン「…うわあ…蘭姉ちゃんのドレスきれいだね」

蘭「うふふ。コナン君のスーツ姿も良いね…それって確か
 スリーピースって言うのよね」

コナン「うん。衣装係の人がそう言ってたね」

蘭「じゃ、行きましょう」

コナン「うん…もう始まるみたいだね。着替えに結構時間かかったし」

蘭「女は仕方ないわよね。メイクまで直されちゃったもの」

コナン「あ、そうか。ちょっとだけいつもよりキレイだよ。
 蘭姉ちゃんはメイクしてなくてもキレイだけど」

蘭「やだもう…コナン君ってば」

コナン「お世辞じゃないからね」

蘭「あ、うん。ありがとう」

コナンM「蘭は、本当にきれいだった。その後に始まった模擬結婚式の
 花嫁役のモデルよりも…」

蘭「料理は美味しいし、結婚式は素敵だし…なんだか本当に招待客みたいな気分」

コナン「模擬も本物も似たようなもんだよね。遠い親戚とか、あんまり親しくない人の
 式に呼ばれてるような感じ」

蘭「そういえばそうよね。私もお父さんの関係で、良くそう言うの出たわ」

コナン「おっちゃんも顔が広いしね」

蘭「でも、船上結婚式って本当に良いなあ…憧れちゃう」

 

○ アガサ邸・門前(車中)

蘭「今日は付き合ってくれてありがとう」

コナン「ううん、こっちこそ…楽しかったよ」

蘭「じゃあ、また…」

コナン「…蘭姉ちゃん」

蘭「ん? コナン君…どうしたの?」

コナン「ぼ…僕が高校卒業したら」

蘭「卒業したら? ……あ、お祝い?」

コナン「違う。僕が卒業したら…蘭姉ちゃんにウチに来て欲しいんだ」

蘭「コナン君の家に? 別にいいわよ?」

コナン「…姉ちゃん、意味分かってる?」

蘭「え?」

コナン「僕、蘭姉ちゃんに結婚申し込んでるんだけど」

蘭「……ええっ!?」

コナン「僕と一緒に生きていって欲しい。絶対に一人にしないから…。
 蘭のそばにいるから」

蘭「…コナン君」

コナン「返事は今すぐじゃなくていいよ。急に言われて戸惑ってるだろうし…
 ただ、僕は本気だから」

蘭「…………」

コナン「じゃ、またメールするね…蘭姉ちゃん」

蘭「あ、うん…コナン君。またね」

 

○ アガサ邸・玄関

灰原「おかえりなさい」

コナン「うわっ」

灰原「何びっくりしてるのよ。ところで表のポストに何か入ってなかった?」

コナン「…見てねえよ」

灰原「あ、そう。あてにならないわね」

コナン「悪かったな…何か届く予定なのか?」

灰原「ええ、アメリカで見つけてきた妖しげな薬よ」

コナン「おまえ…何しに行ったんだよ」

灰原「ダイエットとか美容とか、興味持っちゃいけないのかしら」

コナン「別にかまわねーけど…」

灰原「でしょ、じゃあそのうち何か届いたら私に渡してね」

コナン「…へいへい」

 

○ 毛利探偵事務所

蘭「…ただいま」

小五郎「おう、戻ったか」

蘭「あ、お父さん。もう用は済んだの?」

小五郎「まあな。ところで今日は誰と行ってきたんだ?」

蘭「え、コ…コナン君とよ」

小五郎「友達とじゃなかったのか」

蘭「コナン君が夏休み終わる前にどこか行こうって言ってたから…
 ちょうどいいし誘っただけ」

小五郎「ほう? 年下のボーズとデートか」

蘭「い、いいじゃないの別に」

小五郎「へ?」

蘭「コナン君だってもう来年には高校卒業なのよ?」

小五郎「…そりゃあそうだが、おまえ…何かあったのか?」

蘭「…何もないわよ。だけど出掛けて少し疲れたから…部屋で休むわ」

小五郎「あ、ああ…」

 

○ アガサ邸(9月1日)

コナン「あー…かったるい始業式も終わったし。あ、おい灰原。今日荷物が来たぜ」

灰原「やっと来たのね…」

コナン「半月以上もかかったんだな。帰国したの8月の半ばだろ?」

灰原「ええ、博士が寂しがるものだから帰国が遅れたのよ」

コナン「そういやメル友に会うって話しはどうなったんだ?」

灰原「そんなこんなで都合が合わなくなって先延ばしにしたわ」

コナン「残念だったな」

灰原「いいのよ。私も色々と忙しくなるし…」

コナン「…俺も博士の顧問弁護士に会ったり、ちょっと忙しくなるな」

灰原「あら、何かあるの?」

コナン「受験のためもあるけど…戸籍のことで相談するんだ」

灰原「江戸川コナンの戸籍?」

コナン「ああ…」

灰原「とうとう今の自分としていきる決意を固めたのね」

コナン「…蘭に、この前プロポーズした」

灰原「ずいぶん思い切ったわね」

コナン「悩んださ…この1ヶ月。でもそうする以外に、蘭のそばにいてやれる
 方法を思いつかなかったんだ」

灰原「そう…」

コナン「断られたら断られた時だ…何もかもやりなおすにはいい機会さ」

 

○ 蘭の自室

蘭「…あれから新一は電話もしてこないし、だけどコナン君は
 まめにメールくれるし。…どうしたらいいんだろう」

小五郎「蘭! 仕事に出るぞ」

蘭「あ、はーい。…もう、ちょっと手伝うようになったからって
 お父さん人づかい荒いんだから」

小五郎「あん? 何か言ったか?」

蘭「べ、別に…。ところでお父さん、今日の依頼はどんな内容なの?」

小五郎「ストーカー被害にあってる女性からの依頼だ。俺は張り込んで
 現場を押さえるから、おまえには依頼主の護衛を頼む」

蘭「了解。それにしてもストーカーって言葉が一般的になって
 ずいぶん経つわよね」

小五郎「そうだなあ。相変わらず依頼は絶えんが」

蘭「事件は次から次へと起こるし…いやになっちゃう」

小五郎「そのおかげでメシが食えるんだから文句を言うな。一つでも
 解決できりゃそれだけで幸せになれる人もいるだろう」

蘭「…新一もそう思ってるのかな」

小五郎「ハッ、女の一人も幸せに出来ずに事件ばかり追って何になる。
 そんなんで被害者もクライアントも救えるわけがない。考えてみろ、蘭。
 今おまえを一番幸せな気持ちにしてくれるのは誰だ?」

蘭「…………」

小五郎「何が一番大事なのか分かってなければ、他人の心を推し量るどころか
 まともに推理なんぞ出来やしないんだ。そうだろうが」」

蘭「…お父さん。あのね、私…」

 

○ 米花駅前

アユミ「あ! 元太君と光彦君! お久しぶり」

元太「アユミじゃねーか。何ヶ月ぶりだ?」

アユミ「6月に会って以来だから、3ヶ月になるね」

光彦「アユミちゃんも今から塾ですか?」

アユミ「うん。受験だし…あ〜あ、私もコナン君や灰原さんみたいに
 推薦にしてもらえば良かったな」

光彦「僕も一般ですよ。目指すは国立ですから」

元太「俺はもう警察学校大丈夫だって先生に言われてっからな」

アユミ「そう言えばめずらしく彼女連れじゃないんだね。元太君」

光彦「あ、彼女は夏風邪をこじらせたらしいですよ。今日休んでましたから」

元太「なんでおまえが知ってんだよ」

光彦「え、だって僕彼女と同じクラスですよ?」

元太「あ、そうだったな」

アユミ「あはは…でもいいなあ。元太君恋愛中なのね」

元太「ま、まだ付き合って間もねえよ」

光彦「え、そうだったんですか? それ以前からずっと一緒にいたのに」

元太「そんときゃまだ友達だったんじゃねーか」

光彦「そういえば彼女、僕と塾も同じなんですけど…夏の講習合宿に
 来なかったんですよね」

元太「あいつは夏休み前に進路決定して、先生にも太鼓判押されたんだ。
 そんで塾行く必要もねーからって免許取るために自動車学校通ってたからな」

アユミ「免許取ったんだ。いいなあ」

光彦「でも、その元太君と車で出かけた先で雨に降られて…
 その後にひいた風邪がまだ治らないんだそうです」

元太「…あいつ、そんなことまで話してんのか」

光彦「もともと良く話す間柄でしたから。僕の相談にも色々乗ってもらってましたし」

アユミ「光彦君の相談って?」

光彦「実は今、彼女がいるんです。でも…なんかすれ違いぎみで
 なかなかデートも出来なくて」

アユミ「えーっ、光彦君にも彼女がいるの?」

元太「初耳だぞ。おまえがネットにはまってるのは知ってたけど」

光彦「いいじゃないですか…別に」

 

○ アガサ邸

灰原「はい、アガサです。…もしもし?」

蘭『あ…アイちゃん。コナン君いる?』

灰原「その声は蘭さんですね、ちょっとお待ちください」

蘭『あ…うん』

灰原「コナン君、蘭さんから電話よ」

コナン「蘭から!?」

灰原「じゃ、ここに置いておくわよ」

コナン「……ああ」

(少々間を置いて)

コナン「…あ、蘭姉ちゃん?」

蘭『あ、コナン君…』

コナン「…ど、どうしたの?」

蘭『…メールじゃ気持ち伝わらないと思って』

コナン「…………」

蘭『あのね、コナン君…』

コナン「うん?」

蘭『本当に10も上の私でも、いいの?』

コナン「…! 蘭姉ちゃん、それって…」

蘭『コナン君が本当に後悔しないのなら…私』

コナン「後悔なんかしない! するんだったら最初から言わない!」

蘭『…………』

コナン「絶対に…一人にしないって言っただろ。蘭」

蘭『……ありがとう』

 

灰原「…(ため息)」

 

蘭『ただ…一つ、約束して』

コナン「ん? 何?」

蘭『コナン君の推薦入試の結果が出てからでいいから…週に一度は
 一緒に出かけて欲しいの』

コナン「あ、12月に入ってからになるけど…それでもいい?」

蘭『うん、三月(みつき)くらい平気。面接とか、頑張ってね』

コナン「うん!」

蘭『じゃあ、また…メール待ってるね』

コナン「うん。毎日送るよ…じゃあね」

 

○ 妃弁護士事務所

妃英理「それにしても、蘭がコナン君と結婚するなんて…」

小五郎「まあ、蘭が決めたことだ。俺たちが口出しすることでも
 ねーだろ」

妃英理「それはそうかも知れないけれど…やっぱりあの旅行が
 何か関係あるのかしら」

小五郎「きっかけになったってのは否定できんだろうな」

妃英理「でも蘭には…」

小五郎「最近あのボーズが姿見せねーことが
 蘭の心境の変化を物語ってると思うが?」

妃英理「……そうかもしれないわね」

小五郎「さてと、仲人は誰に頼むべきか…」

 

○ 毛利家・居間

園子『からかい半分だったのに、あんた本気でコナン君との
 結婚決めちゃうなんて』

蘭「園子は…反対?」

園子『反対はしてないけどさあ』

蘭「けど?」

園子『まさか当てつけとか、そんなんじゃないよね? もちろん
 あんたはそんな馬鹿なことしないと思うけど』

蘭「違うわよ…当てつけとかじゃないわ」

園子『それならいいよ。私は蘭が笑ってくれてさえいれば…
 ぜひ式には参加させてね』

蘭「もちろんよ。園子の式には負けるけど、すごく素敵なとこなの」

園子『え、どんなトコ?』

蘭「小型なんだけど、客船を借り切って2〜3時間クルーズしながらの
 船上結婚式。コナン君が私の希望を最優先してくれて…」

園子『すごいじゃない!』

蘭「うん。思い出に残る式にしたいって…」

園子『はあ〜。幸せそうね、蘭』

蘭「うん。でも園子もしあわせなんでしょ?」

園子『ええ、真さんに言ってるもの。ちょっとでも不幸を感じたら
 実家に帰らせていただきますって』

蘭「あはは…園子らしい」

園子『でもね、冬になる前に帰国するのよ。私』

蘭「え! どうして?」

園子『実はさあ、二人目が出来てたのよ。しかも今回つわりに気付かなくて
 医者に行ったら妊娠六ヶ月だって』

蘭「もうすぐじゃない。出産」

園子『そうなの。だから前と同じように日本で出産して、そのあとあんたの
 結婚式出て…夏前にまたアメリカに戻る予定』

蘭「京極さんは?」

園子『真さんは少し遅れて年末に帰国して、それから春までは一緒にいるわ』

 

○ アガサ邸

コナン「灰原、弁護士の先生から連絡あったか?」

灰原「ああ…あったわよ。準備は完了したんですって」

コナン「…良かったあ」

灰原「いよいよ明日は面接ね」

コナン「ああ」

灰原「それにしても…たかが書類選考と面接だけなのに
 一月以上も結果を待たなきゃいけないのかしら」

コナン「…仕方ねーだろ。そういうシステムなんだからな」

灰原「まあ、研究する時間がたっぷり出来ていいんだけど」

コナン「研究って、おまえ…まだ何か?」

灰原「不老不死の薬、とでも言っておくわ」

コナン「……限りなく不可能に近い目標だな」

灰原「ええ、だからこそ時間が欲しいのよ」

コナン「ところで博士の様子は?」

灰原「ああ、もしかしたら来年の年明けには帰国出来るかもしれないそうよ」

コナン「式に間に合えばいいな…」

灰原「そうね。私たちがこうしていられるのも、黒の組織を追い詰めた時
 博士が命がけで助けてくれたおかげだもの…」

コナンM「俺と灰原の願いが届いたのか、博士は予定より少し早く
 帰国することになった。たまたま博士と帰国予定の重なった京極
 夫人…園子を蘭と一緒に迎えに行くことが決定したのは12月に
 入ってすぐのことだった」

 

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