月蝕

あなたはアタシの髪の匂いを嗅いで
大事にしていた子犬のように抱き締める
その腕のぬくさが苦しくて嬉しい
いつか一緒にいられなくなっても
この気持ちだけは消えない

もっと肌に触れて
薄明かりに浮かび上がるアタシを
あなたの影で闇に溶かして

アタシはあなたの肩にもたれて眠る
静かな時間が流れてゆくよ 明日へと
その胸の鼓動が心地よく優しい
いつか一緒にいられなくなっても
そのリズムだけは消えない

もっと頬に触れて
薄明かりに浮かび上がるアタシを
あなたの影で闇に溶かして

 

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